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ランドセル屋さんの革製品ブログ

最後のお色「銀鼠」。
これで鞄工房山本の鹿革製品18色勢揃いです!

2019年03月10日

長財布

皆様こんにちは、鞄工房山本の晴之です。

今は四季で言うと「春」、二十四節気で言うと「啓蟄(けいちつ)」。七十二候では本日3月10日から「桃始笑」が始まります。
啓蟄の「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などの生き物が土中に閉じこもる」という意味。つまり、土の中で冬眠していた生き物たちが春の温かさで目覚め、動き出す頃を表します。
そして「桃始笑」。桃が笑うってどういうこと? それは読み方を知ればわかります。

桃始笑
ももはじめてさく

この時期になると桃のつぼみが開いてその花が咲き始めます。まだ少し寒い日はありますが、辺りを見渡すと少しずつ春めいてきた様子。
昔は、「咲く」という言葉を「笑う」と表したんですね。開いたお花が微笑んでいるように見えるからなのか、お花を見た人から自然と笑みがこぼれるからなのか。どちらにしても粋な表現ですね。

さて、似た言葉でこんなものがあります。

  • 山笑ふ
  • 山滴る
  • 山粧ふ
  • 山眠る

何かわかるでしょうか?
はい、これら4つとも山の季語なのです。上から順に春・夏・秋・冬。
うまいこと言いますね、昔の人。いつも紹介するダジャレのような言い回しばかりではなく、こんなシャレオツな言い回しもあったんですね。勉強になります!

もう少しだけ気持ちよく笑えるような温かさをくれ! と思いながら本日の革製品ブログ、いってみましょう。

最後のカラーラインナップ「銀鼠」

昨日に引き続き新色紹介です! しかもこやつ、ただの新色ではございません。
鞄工房山本の鹿革製品がお送りする18色目なのです!
これが発売することで注釈に「鹿革18色展開(※3/10現在16色)」と書かずに気持ちよく「鹿革18色展開」と書けるようになる!
バイカラーのパターンも増やしていける!

そんな最後の新色はこちら!「銀鼠」です!

だいぶと渋いお色。親しまれた呼び方で言うと「ねずみいろ」もしくは「グレー」、「はいいろ」ですがこちら、「ぎんねず」とお呼びください。「み」はいりません!
字面を見る度に「◯ゲゲの鬼太郎」に出てくる「ねずみ◯」を思い出すのは私だけでしょうか。しかし彼の着物は薄汚れた黄金色。
と思って調べてみると! なんと! 最近のねずみ◯さんの着物は銀鼠になっているではありませんか!

大人の事情で画像は掲載できませんが、是非調べてみてください。心なしか昔より瞳も綺麗です。しかし私は薄汚れた黄金色の着物を着て、ずる賢い顔でずる賢いことばっかりするねずみ◯さんの方が好きです。これが時代ですか。

話が逸れました。

ねずみ◯ではなくて銀鼠のお話

(手前から)

名刺入れ 15,000円(税別)
束入れ 36,000円(税別)
長財布(小銭入れ付き) 36,000円(税別)
ブックカバー(文庫本) 15,000円(税別)

昔の着物は派手な色合いが禁止されていました。そのため、地味な色合いの僅かな違いでオシャレをするしかなかったのです。ねずみ◯、君もそうだったのか……
ほんのり青みがかった灰色である銀鼠も、そんな流行にのった一色だったのです。

ですが今は現代。皆様には上のように銀鼠だけが集まると暗く見えるかもしれません。では、これはいかがでしょう。

柑子色も銀鼠も、単体でいるよりも明るく見える! 他の色との組み合わせによって、互いを引き立て合うのが銀鼠の特長です。
銀鼠単色の名刺入れなど、普段のコーディネートの中にさりげなく紛れ込ませるのがポイントですね!

まだ銀鼠を組み込んだバイカラーのアイテムはありませんが、そちらも今後に期待です。

さて販売時期ですが柑子色と同じく、奈良本店、銀座店、表参道店の3店舗同時に3月16日(土)スタートです! オンラインストアでも同時に販売開始します!
両色ともお楽しみにお待ちください。

予告! ネクストバイカラーパターン

今回の本題、ねずみ◯さんと銀鼠のお話だけではございません! ましてや前者は出てくる予定なかったのに。

特報です。現在社内で企画中のバイカラーパターンをチラッとお見せします!
まだ企画段階ですのでヒントしかお見せできません。でもまたまた可愛いものが鹿革製品たちが生まれそうです。
ではどうぞ!

続報を待たれよ!

鞄工房山本 晴之

筆者プロフィール

名前:晴之

奈良県出身 同志社大学卒業
卒業後は高校教師を5年間勤める
2018年4月に鞄工房山本入社
趣味はウィンドサーフィン、スノーボード
好きな科目は数学