BLOG

ランドセル屋さんの革製品ブログ

長財布、with or without 小銭入れ:
That is the question. (字余り)

2019年4月8日

長財布

鹿革ブックカバー君(菜の花色)、長財布をすすめられる。

ある日のことです。
鹿革ブックカバー君(菜の花色・15,000円/税別)は、花咲く森の中を歩いていました。
横浜ラーメンも、大阪のキツネうどんも名古屋のきしめんもうまかったけどやっぱり天理ラーメンが一番やわ。
3月に鞄工房山本のランドセルの展示会で、人生(ブックカバー生)初めて橿原市の外に出た彼。それぞれ印象深い旅ではあったようです。
沼に差し掛かったときです。

キラキラキラッ、ザザーッ
水面が盛り上がったと思うと、絶妙な長さのショートボブ、裾はふんわりカール、のお姉さんが水の中から現れました。水の中に居たのに、ショートボブの高い女子力はキープされています。

ブックカバー君(菜の花色・15,000円/税別)はそんなに驚きませんでした。奥手でお人好しのブックカバー君(生成り色・15,000円/税別)から似たような話を聞いていたからです。

お姉さん「貴方のおとしたのは、この束入れ(36,000円/税別)ですか?それとも、束入れと似ているけどちょっと違うほうですか?ちなみに、束入れとはメンズの長財布で小銭入れのついていないタイプのことですよ。」

ブックカバー君(菜の花色)「僕なんにも落としてないです。ゆうても、僕ブックカバーですし。」

お姉さん「まあそうゆわんと。」

ブックカバー君(菜の花色)「そんなん、ホンマに落とした人がこまったらいややもん。」

正直で、やんちゃそうに見えて優しい鹿革ブックカバー君(菜の花色・15,000円/税別)に、お姉さんは好印象を持ちました。

お姉さん「貴方は正直ですね。ほな、今までは店頭販売だけやったけど、今度新しくWebサイトでも販売を始める、この『ちょっとちゃう方』をあげましょう。

ブックカバー君(菜の花色)「どうちゃうのん?」

お姉さん「束入れは小銭入れを別で持つ人向けやねんけど、こっちはファスナー開閉の小銭入れも付いてるねん。」

ブックカバー君(菜の花色)「ふうん。それは便利そうやな。せやけど、ぼくブックカバーやからお財布もったことないし、だいいち、ちっさいときからオカンに『アンタ、知らん人について行ったり、物もらったりしたらアカンで』ってゆわれてるから。ごめんやし!」

そう言って鹿革ブックカバー君(菜の花糸・15,000円/税別)は走り去りました。

お姉さんは、ちょっと悲しくなりました。せっかくオススメの長財布(小銭入れ付き)やのに、使ってもらえへんやなんて。
私のベシャリが未熟なせいやわ。ちゃんと良さを説明でけへんかった。頭の中を整理せんとあかんわ。

束入れと長財布(小銭入れ付き)を比較

束入れの利点

  • ちょっと「男前」な感じがする。スマートさ然り、使う仕草然り。
  • 束入れは、小銭入れがついていない代わりに、形をキレイに保ちやすい
  • 束入れは、カードポケットが12もある!

長財布(小銭入れ付き)の利点

  • 長財布(小銭入れ付き)を持っていれば、これ一つで支払い関連が完結する。
  • 不思議なことに、小銭入れの部分は高級ファスナーとして知られているエクセラを使用しているのに、お値段は束入れと変わりません。36,000円(税別)なのです……。そのかわり(?)カードポケットは8つになりますが。

(実現はしませんでしたが、菜の花色・ブックカバー君が銀鼠・長財布(小銭入れ付き)を持っているところです。少し無理があるかも知れません。)

ここまで考えて、お姉さんは思いました。
なるほど、これはホンマに甲乙つけがたいやんか。ほな、決め手になるんは、好み、いや、むしろ、小銭入れを別に持ちたいかどうか、ということにかかってくんねんな。

はっ。

お姉さんは大変なことに気づきました。

わたし、鹿革ブックカバー君(菜の花色)に引きずられて、めっちゃベタベタの関西弁になってもうとるやんか。
……まあええわ。

本日から長財布(小銭入れ付き)をWEBサイトでもお求めいただけます。

長いイントロでしたが、本日はWEBサイトでの発売告知でした。既に店頭でご好評いただいております、長財布(小銭入れ付き・36,000円/税別)を、本日17時よりWEBサイトでもお求めいただけるようになります!

そして、もう一つ告知が!先日、このブログも100回目を迎えたとお知らせしましたが、数え間違えておりました!
マジメにご挨拶したのが余計に恥ずかしいです!

正しくは、3/30のブログが100回目でした。今回、ちょっとギャルっぽく聞こえなくもない109回目です。いっそ108回目のほうが私には似つかわしかったのですが。

ともあれ、引き続きお時間あれば覗いてみて下さい。

鞄工房山本 二見

筆者プロフィール

名前:二見

大阪府出身 京都大学卒業 ヨーロッパで靴の仕事を12年間経験したのち帰国
バッグメーカーなどを経て2018年8月より現職
好きな文筆家は森鴎外、Albert Camus
好きなミュージシャンは Jimi Hendrix、Cream