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ランドセル屋さんの革製品ブログ

革製品WEBサイトのオープンまで5日。
薄藤色・菜の花色・若葉色で春を呼び込みたい。

2019年1月23日

名刺入れ

皆様こんにちは。鞄工房山本の二見です。
Web サイトオープンまであと5日! 毎日が怒涛のように過ぎていきます(本当に)。

革製品 Web サイト用の画像を加工中

前々回は商品写真を社内でも撮影している様子をお伝えしました。
撮影した画像をそのまま Web サイトに掲載できるわけではなく、適した画像になるよう調整をしなければいけません。すなわち、明るさの具合や色の調節をして、画像サイズを小さくする作業です。

私は Web サイトの作成に関わるのは初めてなので、理想のサイズをデザイナーさんにお聞きするところから始めなければいけませんでした。
ブログは画像サイズを小さく、とは聞いていましたが、商品説明のページも条件は同じでした! 巷のサイトの商品写真が鮮明なので、何ら疑問を抱いていなかったのです。

ブログも商品ページも、解像度が高すぎると見る人に不便、というのは同じ。折角の写真も粗くしてしまわなければなりません。例えばこれが…

こんな粗さになります。

とは言っても、1番目の写真は、このページに掲載するために画質を落としてお見せしているので、実際より画質が劣っています。
あれ、自分で言っていて訳がわからなくなってきました。すみません!

それにしても、せっかくピントを合わせた画像がぼやっとするのはもったいなく思ってしまいます。それも素人の感想なのでしょう。

ところでちょっと面白い写真がありました。

鹿革名刺入れ 月白 15,000円(税別)

これは……白い背景と月白の名刺入れが見事に同化しています!

ということは、銀白のゲレンデで名刺交換するとき、月白の名刺入れを落としたら見つからへんかもしれません。スキー場での名刺交換はぜひ屋内で。あるいは、スキー中は月白以外の名刺入れをオススメします!

14/18 とは:鹿革の色数です

11月に始めたこの革製品ブログ。私が書いた記事だけでも20本を超えました。
最初のうちは鹿革の豊富なカラーパレットを構成する色を一つずつご紹介していくことが多かったのですが、工房の年中行事もお見せしたいし、なんやかんやと脱線(?)し、おや、振り返ってみると全部ご紹介できていません(汗)。

2019年1月23日現在、14色展開しているなかで、ご紹介できていない色は:

  • 薄藤色
  • 菜の花色
  • 若葉色
  • 紺藍

です!
もちろん、写真ではすべてお見せしたのですが、ブログで主役になったことはありません。

というわけで、今回は上から3つ、薄藤色・菜の花色・若葉色を取り上げたいと思います。

え? なんですって? Web サイトオープンまで5日しかなくて、焦ってるから3色一気にやるんでしょ?

いえいえ、3色一緒にお見せするには訳があるのです。
それに、春らしい色をそろそろお探しになっている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

派手なようで名脇役。薄藤色、菜の花色、若葉色の魅力

(色名は写真左から)

鹿革名刺入れ 薄藤色 各15,000円(税別)
菜の花色
若葉色

穏やかなパステル系の薄藤色若葉色の間にあるのが、ビタミンを感じさせる元気な菜の花色。お互いを引き立てて映えます。

何度かこのブログでもお伝えしたとおり、鞄工房山本は鹿革のオリジナル色を18通り作るにあたり、「和」、というか日本の伝統色からアイデアと名前を採りました。もとは「日本風」だった色が、鹿革というベースで表現されることによって生まれる新しさ、現代的な雰囲気を楽しんでいただきたいと思っております。

んがしかし!

必然的に、和装にも合ってしまいます。
王道、完全無欠の正統派和装では革製品は NG でしょうが、カジュアルな着物のときや、お稽古ごとなんかでさっとこんな名刺入れが出てきたら、素敵です。(これも前もお伝えしていたようです。でも、本当にそう思っているので……)

着物はたくさん色を入れても、不思議と美しくまとまりやすい。そこに、この3色いずれかのような挿し色はいかがでしょうか。

鞄工房山本でも、バイカラー(2色を組み合わせた配色)の商品をお出ししています。そこで密かに活躍しているのが薄藤色です。
薄藤色自体、華やかな色ですが、他の色を引き立てるにも力を発揮します。

(色名は写真左から)

鹿革名刺入れ(バイカラー) 赤銅色×薄藤色 各12,000円(税別)
若葉色×薄藤色

では薄藤色がメインなバイカラーの商品はないのですか?
ございます! それに対する挿し色は、菜の花色です。紫と黄色は補色なので、薄藤色と菜の花色はほぼ補色です。でも鹿革の優しい風合いで意外とマイルド。

(色名は写真左から)

鹿革名刺入れ(バイカラー) 赤銅色×薄藤色 各12,000円(税別)
薄藤色×菜の花色
若葉色×薄藤色

薄藤色、藤色、といえば、思い出すのは20年ちょっと前に京都も南座で見た、当時の勘九郎さんの藤娘です(そのまんまですが)。
勘九郎さんは後に勘三郎さんになって、もう亡くなられてしまいましたが、「男性が演じている女性」と知りつつも、女性であるこちらが何故かドキドキするような妖艶さでした。ドキドキ、では言葉足らず、なぜか正視するにも照れてしまうような艶やかさ。あんな印象を女性から受けたことは、その後ありません。なんで?

それも、今から考えると、藤色の「成熟した—若々しい」「清楚—艶やか」「赤—青」「温かい—冷たい」という両面性のある色でこそ、の表現だったのかも。考え過ぎ?

といっている間にまた長くなってしまいました。今回は薄藤色中心になってしまったので、次回若葉色・菜の花色をもう少し掘り下げます。

最後に、最近教えてもらった写真をぼかす効果を使って、いつもと違う雰囲気の写真をとってみたので掲載します。まだ使いこなせていないとはいえ、たまにはこういうふわっとしたイメージもいかかでしょう。

(色名は写真左から)

鹿革名刺入れ 薄藤色 各15,000円(税別)
菜の花色
若葉色

鞄工房山本 二見

筆者プロフィール

名前:二見

大阪府出身 京都大学卒業 ヨーロッパで靴の仕事を12年間経験したのち帰国
バッグメーカーなどを経て2018年8月より現職
好きな文筆家は森鴎外、Albert Camus
好きなミュージシャンは Jimi Hendrix、Cream