BLOG

ランドセル屋さんの革製品ブログ

秋の訪れと、
〈BCシリーズ〉のボルドーカラーな革製品

2019年8月29日

その他

皆様こんにちは。

秋が近づいてきました。

個人的には、服装の組み合わせを考えるにも秋冬(と春)の方が楽しみが増します。夏にご自身のスタイルを貫いている方には尊敬しかありません。とくに着物の方。洋装より確実に厚着なのに、洋装の人より涼しげにしゃきっとしておられます。

それはともかく、本日は夏の終わり頃から急に人気が高まっている色のお話です。

秋の色、「ボルドー」

〈BCシリーズ ビジネスリュック〉 ボルドー × ダークブラウン 85,000円(税別)

6月8日に店頭発売、8月5日にWeb販売を開始したビジネスバッグの〈BCシリーズ〉。当初は、〈ブラック × ブラック〉、〈ネイビー × ダークブラウン〉のほうが人気だったのですが、8月後半になって変化が出てきました。〈ボルドー × ダークブラウン〉が人気急上昇中です。

ジェイアール京都伊勢丹で一昨日まで開催していたポップアップイベントでもボルドーは人気でした。皆様お越しくださいましてありがとうございました。

確かに、こういうコクのある色は秋口に気になってきます。鞄工房山本ではボルドーと呼んでいる、この、落ち着いた深~い赤。男女、年齢問わずに装える色です。ワインレッド、と言ったほうが一般的な呼び名なのでしょうか。

ワインレッドとボルドー、クラレット、バーガンディーの関係

〈パスケース〉ワイン 左からコードバン11,900円(税別)、牛革5,900円(税別)

前からちょっと不思議に思っていたので調べてみました。なんでボルドーなん。他にもワインの産地あるやんか。そういえば、バーガンディー、というワイン系の色の名前もよくききます。あと、クラレット。違いはなんぞや。

ボルドーとクラレット

まず、ボルドー(Bordeaux)はフランスの地名です。そこで作られるワインもこう呼ばれます。クラレット(claret)というのは、そのボルドー産ワインの英語呼称なのでした。なあんだ、同じですか。
なんでも、イギリス人は軽い目の赤ワインを好むので、それに該当する明るい(clair)色(気のせいでなければ透明度も高めな)のワイン、すなわちボルドーをこう呼んでいるそうです。
で、色に関してもボルドーと同じ意味で使われています。色の名前としては日本では耳にしませんが。

〈Lファスナー小銭入れ〉紫根15,000円(税別)

鹿革18色の一つ、「紫根」はボルドーでもとくに紫が強く出た例と言えます。

ところで。時折思うのですが、日本人の外来語に対する許容量はすごい。できるだけ元の言葉そのままで輸入してしまうのですから。

話が脱線するのを承知で例を挙げると、「アルデンテ」。歯に感じるくらいの硬さを残したパスタの茹で具合、という意味のイタリア語です。2語で “al dente” と書くことまでは知らずとも、日本では成人の大多数がこの意味を知っています。うちのオカンも、硬めの茹で具合のパスタを食べると「めっちゃあるでんてやね~」と言っているくらいです。

ところが、イタリアのすぐお隣のおフランスでは “al dente” などという言葉を使おうものなら「イタリア文化に詳しい人」または「グルメ」というレッテルを貼られるか、「あなたイタリア語を話すのね!」と驚嘆されます。

日本人が外来語も外国の食べ物も貪欲に受け入れるのは、懐の深さなのか、好奇心が強いのか。それとも新しいもの好きなのか。

というわけでボルドー。ワインとしても、色としてもすっかり日本人に知られています。
(最近、脱線しても堂々と話を戻せるようになりました!しめしめ)

では、バーガンディーは? ボルドーと色の違いがあるのん?

バーガンディー(burgundy)は、ブルゴーニュ(Bourgogne)の英語呼称だそうな。そういわれると、ブ…グッ…(く、苦しい)が一緒ですが。そうか、英語は外国語を自分たちの言語風にスペルもかえてしまうのですね。って、日本語もカタカナ表記にしているから、同じようなもの? ところが、「ブルゴーニュ色」という言い方は、どこの国であれきいたことがありません。フランス人でさえ、ボルドーと言うよりむしろバーガンディー色と言いたい時は、(フランス訛りの)英語で「ブルグンヂー」、と言います。いわば自国の地名を外国語で逆輸入しているのですから、ちょっと面白いです。

〈BCシリーズ マイクロショルダー〉 ボルドー × ダークブラウン 29,000円(税別)

ワインレッドのうち、紫がかったものをボルドー、茶色をより感じさせるものをバーガンディー、といいます。なんだかお酒好きで無い方には響かないお話です。すみません。

ただし、紫がかった、茶色みが強い、といった判断は人によって基準が違いますし、色々と検索していると、言葉で表したいムードに基づいて皆様呼び名を使い分けておられるようです。早い話が、いちばん大事なのは気分です!

鞄工房山本のワイン系からボルドー系なパレット

鞄工房山本の商品にもいろいろなワインレッドからボルドー系の色があります。先程からちらちらとお見せしている色を集めると、こんな感じです。

きれいです。化粧品のパレットになりそうな組み合わせですが、一つ一つ見ると男女問わずに気に入っていただけそう。

さらに、ワイン「系」の色は黒、紺、茶、焦げ茶、ベージュと言ったベーシックな色に合わせやすいので、あれば活躍間違いなしです。

いつもより少し華やかな色を身につけたいときに、ボルドーを始めとするワイン系の革製品はいかがですか。

筆者プロフィール

名前:二見

大阪府出身 京都大学卒業 ヨーロッパで靴の仕事を12年間経験したのち帰国
バッグメーカーなどを経て2018年8月より現職
好きな文筆家は森鴎外、Albert Camus
好きなミュージシャンは Jimi Hendrix、Cream