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ランドセル屋さんの革製品ブログ

〈BCトリフォールドウォレット〉
のブラック × ブラックにぐーっと寄る

2019年8月31日

財布・長財布

皆様こんにちは。本日は、事務所での仕事の一コマをお見せします。

接写の強い味方でござる、マクロレンズ

1ヶ月ほど前に、会社に待望のマクロレンズがやってきました。何の話かと言うと、このブログや商品ページの画像を撮影するのに、より「寄り」に適しているレンズです。
わかりやすく言うと、(声:「最初からそうしましょう」)はい、すみません。クローズアップできる、花や昆虫の撮影によく使われるレンズです。

それを使用すると、たとえば今朝本舎で咲いていたハイビスカスは、

↓更に、ここまで寄れます。と言っても風で花がゆらゆらしていたので多少ブレています。

(念の為ですが、トリミングでクローズアップに見せているのではありません)

私達の仕事の中でいうと、商品の詳細画像を準備する際、これを使うと使わないでは歴然たる差が出ます。

マクロレンズで商品撮影(柿渋染め帆布バッグで練習)

私の拙い腕で、どこまで違いが出せるかわかりませんが、〈BC トリフォールドウォレット〉画像でそれをお見せしてみようと思います。しかも、敢えて「ブラック × ブラック」。

その前に、ちょっと練習をします。織地や縫い目に顕著に違いが現れるので、まずは香久山鞄店のバッグで試してみました。

もちろん、このブログを読んでくださっている方の中に、私よりもカメラやレンズのことにお詳しくて、撮影も上手な方たくさんいらっしゃると思います! そんな方は、笑って見守って下さい……

写真は奈良県下で受け継がれている、日本の伝統技術「柿渋染め」の帆布バッグです。6号帆布の織りと、色が入り込んで微妙な濃淡を作る様子がよくわかります。

ここまで見えます!

ところが今まで使用していた単焦点レンズだと、近づいてせいぜいこれくらいでした。

マクロレンズだと、クローズアップするだけじゃなくて、光を目一杯取り込んでくれる気もします。

本題:BCトリフォールドウォレットを接写

さて、ウォーミングアップが終わったところで、BCトリフォールドウォレットの「ブラック × ブラック」です。

おさらいをすると、〈BCシリーズ〉はイギリス製ブライドルレザーと日本製ソフト牛革を組み合わせて使っています。このお財布の場合は、外側は全てブライドルレザー。ブルーム(革に染み込ませた蝋やオイルが表面に浮き出た白い粉状のもの)が外側一面にあることからも、それをご確認いただけます。

まずは単焦点レンズで撮影。

もちろん、ブルームも見えますし、これはこれで悪くはないのです。

でも、マクロレンズで撮影すると、

おおっ、ブライドルレザーとブルームの質感が見えてきました。
さらに、

面白ーい。ここまで近づくと、ブルームでも表面に乗っているものと、奥から染み出している途中であるかのようなちょっと下に沈んでいるように見えるものが分かります。それから、革の細かいシボも。
このレンズで自分の肌の写真は撮りたくないです!

それは置いといて、では内装のソフト牛革はどう見えるのでしょうか。

こちらも、均一でマットな質感がよく分かります。

右横の金具にピントを合わせると、

なんだかかっこいいオブジェみたいに見えます。贔屓目が過ぎますか?

ブライドルレザー(左)、内装のソフト牛革(右)の2つの素材を並べると、違いはこのように見えます。シボの感じだけでなく、黒のニュアンスもちょっと違います。

下の画像は、どこのクローズアップかおわかりになりますか?

BCトリフォールウォレットの構造をご紹介

今更ですがこの〈BCトリフォールドウォレット〉の構造の特徴をさらっとおさらい。
三つ折りになっていまして、外側には小銭入れ。開くと、シンプルにお札を入れる場所だけ? と思いきや、

このお財布は、札入れの中にカードポケットがあり、素材の組み合わせは上の画像のようになります。ブライドルのカードポケットの口元に手で入れた捻も、キレイに入っています。

〈BC トリフォールドウォレット〉ブラック × ブラック 27,000円(税別・馬毛のミニブラシ付き)

※ 2019年9月1日現在、〈BC トリフォールドウォレット〉のWebサイト上では未発売です。鞄工房山本の奈良本店にてご購入いただけます。
本日ご紹介したブラック × ブラックの他、ネイビー × ダークブラウン、ボルドー × ダークブラウンがございます。(色は、「内側×外側」の順で表記しています)

せっかく工房で精魂込めて作ったお財布、できるだけ上手に写真に撮影して、直に商品をご覧になる機会の無い遠方の方にも、良さを伝えられるようになりたいと思います。
あ、お財布以外も。

筆者プロフィール

名前:二見

大阪府出身 京都大学卒業 ヨーロッパで靴の仕事を12年間経験したのち帰国
バッグメーカーなどを経て2018年8月より現職
好きな文筆家は森鴎外、Albert Camus
好きなミュージシャンは Jimi Hendrix、Cream