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ランドセル屋さんの革製品ブログ

「なら燈花会(とうかえ)」で
いつもと違う表情の奈良

2019年8月17日

その他

皆様こんにちは。

今年のお盆期間中は台風がずっと気になっていましたが、どなたも被害に遭われなかったことを願います。
16日夜に台風10号「クローサ」は北海道の西で温帯低気圧に変わったそうですが、しばらくまだ強風域があるとのこと。引き続きお気をつけ下さい。

2019年の「なら燈花会(とうかえ)」

奈良にきてまだ1年目のわたくし。

最初に驚いたことの一つが、夜真っ暗なこと。一番の繁華街である近鉄奈良駅周辺も、お店の閉店が早いだけでなく、大きな公園が近いこともあり、大して明るいわけではありません。
日が沈み始めてから暗くなるまでのスピードを甘く見ていた私は、一度春日大社の一の鳥居の前で、夜の9時前なのに恐怖で震え上がったこともあります。

お盆の前の10日間ほどは、そんな恐怖体験をしなくてよいほど明るさも、人通りもあります。イベントのおかげです。

三条通り沿いの見どころ、鳥居に続く階段に灯り

なら燈花会で昨年も、天の川のようなデザインで明かりをともしていたこの場所。春日大社の末社の一つです。手力雄神社(たぢからおじんじゃ)と読むそうです。かっこいい名前ですね。左にある木も迫力です。昨年の画像が無いのではっきりしたことは言えませんが、今年はなんだかカーブと言うよりも角がシャープになっていて、稲妻っぽいのが面白い。

今年は昨年よりも随分人手が多い気がしました。私が足を運んだのは13日で、最終日の14日が台風の影響で中止決定されていたからかもしれません。

この人手。昨年はこの辺りに鹿も夜の散歩をしていましたが、今年はゼロでした。人が多すぎたのか、暑すぎたのか。

いつもと違う景色

興福寺の五重塔は、下からのライトアップというよりも月の光を受けているように見えました。

灯りも進化しています。

さて、ここでいつもの通り Wikipedia様のお知恵を拝借。このろうそくって何か特殊なものなのでしょうか。

「当初(このイベントが始まった1999年)使用されたろうそくは、通常のパラフィンを使用した一般的に市販されている材質の物によるフローティングキャンドルであったが、2003年頃に、自然環境に優しいパーム油脂を使用し、万が一鹿が口にしても安全な天然由来素材を使用した物に変更した。この天然由来のろうそくは煤がほとんど出ないため、結果的にろうそくを受けるカップの清掃作業回数も削減された。」

ここしばらく奈良公園の鹿がビニル袋を食べてしまい、具合が悪くなって死んでしまうという悲劇が報じられています。このような配慮を耳にすると嬉しくなります。

鷺池・浮見堂(さぎいけ・うきみどう)のライトアップ

満月ではなかったのですが、台風のせいで早く流れる雲に負けじと月が輝いていました。左手奥に見えるのが浮見堂という六角堂です。イベント中は残念ながら封鎖されていましたが、通常は中にはいってそこからの景色を楽しむことができます。

この橋を渡り切る手前西側に浮見堂があります。(何が何だか分からない画像ですみません。うまく撮れませんでした!左手の人影は、並んだ末に手こぎボートに乗り込んだ人たちです。)

猿沢池が異彩を放つ

あれ、終わったはずの納涼特集……うぎゃー、とまでは行きませんでしたが、わざわざ緑のライトアップを柳の木に当てるなんて主催者の皆さんもお人が悪い。

そのすぐ脇にも

手ブレではありません。動いているように撮れるかと思ったら、あまりうまく行かなかったのです。

それにしても、沢山のロウソクを灯す作業、ボランティアの皆様お疲れさまでした & ありがとうございました。最近ぎっくり腰をやらかした私としては、屈んでの作業を想像するだけで辛いです。

〈なら燈花会〉を見逃してしまった方に

本来でしたら開催中のイベントをご紹介&おすすめしたいところなのですが、今年の〈なら燈花会〉は終了してしまいました。

実はもっと鞄工房山本に近い場所でも灯すイベントがありまして、来月開催予定です。
そちらも色々と企画があり楽しそうですので、ご都合よろしければぜひ。

明日香村が光に包まれる「飛鳥光の回廊」と真っ赤に咲く彼岸花を愛でる「彼岸花祭り」

2019年9月21日(土)・22日(日)同時開催されます。

昼は棚田と彼岸花、夜は淡い光が灯される秋の明日香村、また趣きが違いそうですね。楽しみです。

筆者プロフィール

名前:二見

大阪府出身 京都大学卒業 ヨーロッパで靴の仕事を12年間経験したのち帰国
バッグメーカーなどを経て2018年8月より現職
好きな文筆家は森鴎外、Albert Camus
好きなミュージシャンは Jimi Hendrix、Cream