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ランドセル屋さんの革製品ブログ

秋の奈良公園で、
鹿を想う

2019年9月14日

その他

皆様こんにちは。

昨日の中秋の名月、きれいでした。ご覧になりましたか? 朝は雨で、日中もずっと曇りか小雨だったのに、19時位になり、はっと見上げると月がこちらを見ていました。
私は以前ご紹介したイベントのうちのどれにも行けず(汗)。自宅の物干しからお月見をしましたが、それでも十分に楽しめました。(負け惜しみではありません)
写真も撮ったものの、月の光が強くて瞬いているように写っています。

今検索してみると、ありました、月をスマートフォンで撮影する方法。しまった、昨日チェックするべきでした。
来年がんばります。

(ススキもいつの間にか)

空気の透明さも秋を感じさせるようになり、観光にも丁度よい季節です。今週私も久々に奈良市内をあちこち散策してきました。

JR奈良駅から近鉄奈良駅方面へ散策

以前たどった散歩コースを逆方向に歩いてみました。

7ヶ月前は冬季のイルミネーションをしていた花壇も、今は別の花が植えられています。野草っぽいところがいいです。

奈良県文化会館で行われていた展覧会の、味のある毛筆のポスター。一枚ずつ手書きされたようです。

遷都すしバーガーとも再会。食べていませんが。

私はこの辺りに来ると、文化会館と県立美術館と県庁とで、建物が似ていてどれがどれやら分からず毎回まごついてしまいます。他の方々はそんなこと無いのでしょうか。

鹿と再会

当然のように、奈良公園にも行ってきました。

以前から感じていたのですが、私は鹿の写真を撮るのが凄まじく苦手です。
「あ、こっち向いた!」と思ってシャッターを切ると、その瞬間にそっぽを向かれる。

こんな写真でも何回か失敗しました。しまいには、後ろから誰かに腰のあたりをツンと押されたので振り向くと、別の鹿でした。あご? 鼻? 口? で「いつまでやってんのー」と突っ込まれたようです。

不幸な出来事

さらに歩いていたら、しわがれ声がこう叫びました。
「車のせいや! 車がおおいからや!」
「えっ」
見ると、掃除をしているらしい、手押し車に色んなものを載せたおばあさんです。ウェーブのかかった真っ白な長い髪とお顔の感じ、大きなホウキを手にしているところがおとぎ話っぽい。
「また鹿がたおれとる。かわいそうに。こんだけ車がブンブン走っとったらあかんわ。」

おばあさんの指差したところは奈良県庁西信号。

(ここで事件は起こりました。ただし、騒ぎが収まってからの写真です)

たしかに、大きな鹿が歩道の曲がり角のところに倒れています。もう係の人も来て、どこかに運ぼうとしているところでした。周囲の人も立ち止まって見守っています。人だけではありません。鹿も5、6頭が一列に並んでじっと見ています。

(しばらく時間が経ってからも、見守っていた鹿のうち2頭がまだ残っています。仲間が運ばれていった方向をしばらく見つめていました)

人間用の担架よりも正方形に近いような形の担架がやってきて、二人の男性が鹿を載せて連れていきます。触っても身動き一つしないその鹿は、おそらくもう死んでしまっているのでしょう。

倒れたときの状況がわからないので、おばあさんの言っていたように車にはねられたのか、最近よく報道されているようにビニール袋など消化できないものを飲み込んでしまったのか、あるいはまた別の原因なのか、はわかりません。

鹿人生も楽ではない、そんなことを思いながら歩いていると、

危ない!

相変わらず写真がヘタなのですが、私の居た歩道側から中央分離帯に行こうとして、この鹿は走ってくる車の前で立ち往生していました。その後さらに向こう側に渡ろうとしているものの、車のスピードと距離を把握できていないのか、見ていてハラハラしました。運転している方たちが幸い徐行をしてくださったので事故にはなりませんでしたが。

奈良公園は一部、歩行者用に地下通路があります。あれがもう少し深くて長かったら、そっちを自動車用にして地上は歩行者天国というか、鹿天国にできるんでしょうか。

せめて、歩道と車道の堺にフェンスを作って、鹿も横断歩道だけを渡るようにしてもらうとか。実際に、横断歩道を悠々と渡っている鹿を見たことがあります。もちろん青信号で。

皆様どうおもわれますか。

筆者プロフィール

名前:二見

大阪府出身。ヨーロッパで12年間就業したのち帰国
バッグメーカーなどを経て2018年8月より現職
好きな文筆家は森鴎外、Albert Camus
好きなミュージシャンは Jimi Hendrix、Cream