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ランドセル屋さんの革製品ブログ

トートバッグって、
今更ながら不思議な名前

2019年8月2日

トートバッグ

皆様こんにちは。

アクセスの仕方が今の所限定されているとは言え、7/31からビジネスバッグ3型をWebサイトでご購入いただけるようになりました。
画像をクリックすると商品ページに移動します。

↑ マイクロショルダー

↑ ビジネスリュック

↑ ビジネストート

あれ、トート、トートと自分で言ううちにふと変な気がしてきました。

これって何語なのだ。日本版のWikipedia様をまず拝見。
「『トート(tote)』は、アメリカの俗語で『運ぶ(carry)』、『背負う』を意味する。」
へー、英語に聞こえへんけど、英語なんや。
じゃあ、英語のWikipedia様にはなんて書いているのだろう、と見てみると面白い発見がありました。
「トートバッグは、大きい、しばしば口が開いたバッグである。持ち手は袋状になった部分のサイドから平行に伸びる。」なるほど。
「トートという言葉はおそらくアフリカの言葉に由来しており、アメリカ南部(ジョージア、フロリダ、サウスキャロライナ)に住んでいるアフリカ系アメリカ人(Gullah ガラ?と呼ばれる)たちを通じて英語となった」

Attribution: Mattstone911 [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)]
(Gullahの女性が籠を編んでいます。着ているTシャツも、籠柄なのが絶妙)

それを読んで、はっとしました。
そういえばトートバッグって、アフリカの籠に似ています。

わたくしは籠が好きで、アフリカのものも2つ持っています。
日本の市場かごも好きですが、アフリカのかごの奔放(?)な感じが好きです。
アフリカの籠、と一言で言っても色―んなスタイルの違いが部族によってあると思うので2つくらい持っていたところで詳しくもなんとも無いのですが。

トートバッグとアフリカの籠の共通点を言葉にすると、
「収納力重視の大きい主要部」に「2本持ち手がついて」いて、「口はオープン」ということでしょう。

それとは別に、雰囲気としては「ラフなかっこよさ」が共通しています。

ラフなかっこよさ、ナチュラルさ、籠、でジェーン・バーキンを想像する人は多いと思います。
彼女が昔、籠に無造作にものを入れてバッグして使っていました。飛行機で隣り合わせになり、それをみた当時のエル◯スの社長が、無造作に何でも入れられるバッグ、のちの〈バーキン〉を作ってプレゼントしたとか。
あ、しまった、彼女の使っていた籠は、改めて調べると一本手でした。掲載可能な画像がなくてすみません。

こちらは比較的最近の写真。右がジェーン・バーキン。左は今や凄まじい女優になったシャルロット・ゲンズブール。ジェーンとセルジュの娘です。
Attribution: Charlotte_Gainsbourg_and_Jane_Birkin_2010.jpg: Olivier Pacteau from Paris, Francederivative work: César [CC BY 2.0 (https://creativecommons.org/licenses/by/2.0)]

それにしても、布製のエコバッグも、ブライドルを部分使いにした重厚な牛革トートバッグも全て「トートバッグ」と呼ばれている。当たり前といえばそうなのですが、幅広いですね。
そういえば、これも「トートバッグ」では……?

香久山鞄店にもトートバッグが色々あります。少しだけご紹介してみます。

小さくて、気軽。でもポケットは便利な作りです。商品ページはこちら。

ショルダーストラップの付けられるタイプも人気です。商品ページはこちら。

鞄工房山本のビジネストートは「トートバッグ」のカテゴリーの中でおそらく最大限に凝っています。素材遣い。ポケットの親切ぶり。開閉のオプション。大変なことになっています。

そして、「トートバッグ」のカテゴリーの中ではかなりきちんと見える方です。真面目そうです。

それでも堅苦しく感じさせないのは、トートバッグならではの「ラフなかっこよさ」のお陰?
また考えすぎでしょうか?

鞄工房山本 二見

筆者プロフィール

名前:二見

大阪府出身 京都大学卒業 ヨーロッパで靴の仕事を12年間経験したのち帰国
バッグメーカーなどを経て2018年8月より現職
好きな文筆家は森鴎外、Albert Camus
好きなミュージシャンは Jimi Hendrix、Cream