BLOG

ランドセル屋さんの革製品ブログ

関東で盛んな、商売繁盛を願う
酉の市と縁起熊手

2019年11月5日

その他

皆様こんにちは、鞄工房山本の晴之です。

11月に開催される商売繁盛を願うお祭り、「酉の市」をご存知でしょうか。主に関東で盛んなお祭りのためか、私恥ずかしながらあまり知りませんでした。関西では商売繁盛といえばえべっさんですから! 神社も行きましたし!

また年末が近づくと、派手な熊手のようなものを持った人が歩いている映像を見かけることはあったのですが、それが何かもよく分かっておらず……
本日は私と同じような方のために、今更聞けない酉の市について書いてまいりましょう。

2019年は酉の市が2回開かれます

「酉の市」は、11月の「酉の日」に開かれます。
年に十二支があるように、日や時刻にも十二支を当てはめられるのです。つまり、12日ごとに酉の日は巡ってきます。
今年の11月の酉の日は8日(金)と20日(水)。それぞれ「一の酉」、「二の酉」と呼ばれます。年によっては暦上、「三の酉」まで開かれる場合もありますが、「三の酉まである年は火事が多い」と言われています。

酉の市の由来はさまざまあり、有名な神社もいくつか。たとえば、

  • 大鷲神社
    • 東京都足立区
    • 江戸酉の市発祥
  • 鷲神社
    • 東京都台東区
    • 関東三大酉の市のひとつ、日本最大の酉の市が開かれる
  • 長国寺
    • 東京都台東区
    • 浅草酉の市の発祥
  • 花園神社
    • 東京都新宿区
    • 関東産大酉の市のひとつ
  • 大國魂神社
    • 東京都府中市
    • 関東産大酉の市のひとつ
  • 大鳥大社
    • 大阪府堺市
    • 大鳥信仰の総本社

などなど。こう見ても関東に偏っているのが分かります。
酉の市は、「とり」の音から「お客様を取り込む」という意味で商売繁盛を願うようになったと言われています。また、年末が近づく時期なので、新年の開運招福を願うこともあるようですね。

熊手市で縁起熊手を買おう

農具としてや武器として扱われる熊手は、時に「縁起熊手」としても登場します。枯れ葉や干し草をかき集めるように、幸運や金運を熊手でかき集めるということですね。
特に! 酉の市では大々的に熊手市が開かれ、福を「かきこむ」ということで「かっこめ」と呼ばれます。

酉の市ではシンプルなものから豪勢なもの、大小様々な熊手が売られています。ご自分の好きなものを買えば良しなのですが、いきなりめちゃくちゃ豪華などデカいものを買うのはおすすめしません!
なぜなら熊手は1年ごとに買い替えるのですが、その際に前年よりも一回り大きくした方が縁起の良い年になるようなのです。初めて買う方は小さなものから、少しずつ大きくしていきましょうね!

また、熊手の粋な買い方というものもあるそうで。
それは、「値切りまくること」。しかし、家電製品店のようにただ値切って安く買うのではありません。こんな感じです。

① まず値段を聞く
② 何度か値切る(3回ほど)
③ キリの良いところで商談成立
④ 値切った値段で買うのではなく最所に聞いた値段を支払う、お釣りはご祝儀として渡す!
⑤ 手締めをする

これが江戸っ子流の粋な買い方です。ご祝儀を出した方ももらった方も気分良くお買い物ができるということ。

そうして買った熊手は高々と持ち上げて帰ります。別に自慢しているわけではなく、福をかきこむためにそうするのだそうな。
冒頭で書いていた、年末のイメージ映像はこの風景だったんですね。

楽しい熊手市ですが、関西では酉の市が開かれていてもそこに熊手が置かれていないこともあるようです。やっぱり本場の関東に行かねばですね。
今年の酉の市は11月8日と20日! 是非その盛り上がりを体感してみてください!

筆者プロフィール

名前:晴之

奈良県出身 同志社大学卒業
卒業後は高校教師を5年間勤める
2018年4月に鞄工房山本入社
趣味はウィンドサーフィン、スノーボード
好きな科目は数学