BLOG

ランドセル屋さんの革製品ブログ

山本東京探訪
~東京東十条の革工房 READY OR ORDER~

2019年01月14日

小銭入れ

皆様こんにちは、鞄工房山本の晴之です。

先日、雪があまり降らない奈良県で雪を見ました。ふとお店の外に出た時にチラついていただけなのですが、それでもテンションは上がります。ですがその日はお店の休業日。小さな感動を分かち合う仲間が少なく、少し寂しくなりましたとさ。
めっきり冷え込む日も多くなってきました。皆様、風邪やインフルエンザには十分お気をつけください。

さて、今回と次回のブログは2回続けて特別編です!
先日、東京のとある2軒の革製品のお店を訪ね、お勉強をさせてもらいました(もちろんお仕事のお話も)。
どちらも素晴らしいお店で、私は一日中ワクワクしっぱなしだったので、皆様ともこのワクワクを分かち合いたいと思います! 雪を見た日のような寂しさはもう嫌だ!

題して!
鞄工房山本から晴之が写真たっぷりでお送りします、「山本東京探訪」~! パチパチパチ。

ハンドメイドと耐久性にこだわる「READY OR ORDER」

まず前半戦、東京都は北区、東十条にある「READY OR ORDER」さんにお邪魔してきました。

玄関をくぐるとヌメ革のかわいい革小物が出迎えてくれます。

ブランドネームである「READY OR ORDER」は、「READY(既成品)でも ORDER(オーダーメイド)でも思いのままに手がけます」という気持ちを込めて名付けられたのだそうです。
オーナーであり職人でもある井戸崇史さんは、革製品技能試験皮革部門一級の保有者です。既製ラインを製作する一方で、ブランドネームの通りオーダーメイド品も手掛けておられます。ちなみに一級認定を受けているのは日本でわずか十数人だとか。すごい。

革工芸一家の三代目である井戸さんは、2005年3月に READY OR ORDER を立ち上げられました。当ブランドは、コストパフォーマンスよりもハンドメイドや耐久性にこだわっており、デザインはもちろんのこと、そのつくりの良さは一級品です。

本日訪問したのは READY OR ORDER さんの工房兼ショップです。その中をどんどん覗いてみましょう。

いたるところに革、革、革、からのオーダーメイド

まず目に付くのは、革工房なのでそりゃそうなんですが、その革の多さ。

棚にはもちろん、

作業台の下にも、

果ては天井にまで。

当店併設の工房にも、もちろんたくさんの革が置いてあるのですが、どこか見慣れた風景とは違う……あ、革の種類の多さが違うんだ。

その種類、素材もいろいろ約20種類、革色になると100色にものぼるんですって。
そして、そこから選んでオーダーメイドの革製品をつくれるんです。もちろんステッチ色や金具も選べるので、さあ大変。想像するだけでワクワクしませんか。

丸めてあったものを、1枚広げていただきました。

こちら、「キップ」と呼ばれる生後6ヶ月~2年の中牛の革です。めっちゃピンク。写真からも伝わるきめ細かい艶、触ってみるとスベスベで柔らかい。
そしてこちらの革、手揉みすることで全く違う表情になります。……しかしそちらは撮り損ねてしまいました。カジュアルでかっこよかったんですが、すみません。

もちろんお財布や小銭入れ、革製品も置いています

こちら、先程も紹介したように工房兼ショップ、そしてショールームでもあります。ですので、もちろん革製品も置いております。

アンティークの棚に整列しております。
お財布や眼鏡ケース、小銭入れなどが置かれていますが、目が行くのはスリッパでしょうか。スリッパももちろん本革製。

カラフルなアイテムたち。 眺めているだけでウキウキしてしまいます。
そしてこんなものまでが革でつくられていましたました。

ティッシュボックスカバー! 革を贅沢に使用した一品です。
そして、ティッシュボックスカバーの上にぶら下がっているものが気になった方はお目が高い。 こちら革サンプルたちです。こう見てもその種類の多さがうかがえます。

ところで、先程からチラチラ登場するピンク、実はオーナー井戸さんのお好きな色だそうで。ご自身が履かれている革スリッパもピンクでした。

READY OR ORDER が目指すは「無敵の最強職人軍団」

ショップには、革製品とはまた別のこだわりがありました。

革製品を展示している棚もそうでしたが、家具はすべてアンティークで揃えておられます。素敵なこだわりです。

今回お邪魔した工房兼ショップでは、主に革の裁断などをされています。その他にも、100 m ほど離れたところに工房がもう一軒ありまして、そちらでそれ以降の作業をされています。それはまさに職人の工房といった風景。
オーナーだけでなく、皮革製品に関わる有資格者が多数所属されており、名実ともにその腕は確かです。
中でも御年80歳を迎えるオーナーのお父様はバリバリ現役、一際目立っておられました。

東十条でスタートした READY OR ORDER の歴史はまだまだ始まったばかりです。彼らが目指すところは世界に羽ばたくメジャーブランド。入手が難しくなる前に、購入するなら今のうちです!
私達、鞄工房山本も負けていられない!!

では、READY OR ORDER・職人兼オーナーの井戸崇史さん(左)と、鞄工房山本・職人兼社長の山本一彦(右)の2ショットでお別れです。

READY OR ORDER

住所 東京都北区東十条2-13-4
Tel 03-3911-3097
ウェブサイト http://readyororder.jp/
SNS Facebook/Twitter/Instagram

※東十条のショップ以外に、松屋銀座でも販売。神戸、岩手にも取扱店舗あり。

鞄工房山本 晴之

筆者プロフィール

名前:晴之

奈良県出身 同志社大学卒業
卒業後は高校教師を5年間勤める
2018年4月に鞄工房山本入社
趣味はウィンドサーフィン、スノーボード
好きな科目は数学