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ランドセル屋さんの革製品ブログ

コインポーチとLファスナーだけじゃなかった、
小銭入れの種類と呼び名

2019年07月01日

小銭入れ

皆様こんにちは。鞄工房山本です。
ここ何回か鹿革コインポーチLファスナー小銭入れに関するブログが続きました。
というわけで今回も小銭入れです(笑)。

コインポーチとLファスナー以外の形が気になってくる。

鞄工房山本の小銭入れの名前をおさらい

まずはコインポーチ。雰囲気と、もう片方との違いを出すために命名されました。
これは、他のメーカーさんで同じ名前を使っている人たちもいるとは言え、定義も見た目と同じくふんわりしています。
ポーチは英語で pouch となり、スペルからもぷっくりした感じがしますね。

そしてLファスナー小銭入れ。L字ファスナーという人もいます。まさしくL の字を描くようにファスナーが付いているからです。

よく見かける他のカタチ

よく店頭や実際に人が使っているのを見かけるのは、

  • がま口
  • ボックス型
  • ラウンドファスナー (三方ファスナー)
  • 馬蹄形
  • 直線ファスナー

あたりでしょうか。
種類は色々ですが、小銭入れを選ぶ際の条件でよく耳にするのは
小銭が選別しやすいこと!なぜなら、レジでまごつきたくないから」ということです。

確かにどれも、いかにガバ-ッと潔く(?)開くかを競っているかのようです。
そういえば、前回も触れた「500円玉貯金」だって、持っている小銭をちゃんと把握していないとなかなか難しそうです。

  • がま口はレトロな感じがして、可愛いですよね。

金具の形、全体のふっくら度合いによって様々なバリエーションが有るのも楽しいところです。レディース向けもメンズ向けもあります。今思い出しましたが、私、小さい時にビーズのついたがま口を大事にしていました。

ガバ。本当はもっと開くのですが、指でなぜか支えきれず。

こちらのがま口財布は香久山鞄店で更に詳しくご覧になれます。

ガマグチチカ アイスシュリンクの口金財布 | 香久山鞄店

続いての画像も香久山鞄店で取扱中の商品です。悪しからず。

  • ボックス型

    これは根強い人気のタイプです。王子も先日メンテナンスしておられました。

ガバ。これも本当は、「これでもか!」というくらい開きますが、その姿勢でじっとしてくれないのでこんな写真でお許しください。

【総革・総ヌメ】サドルレザーの小銭入れ | 香久山鞄店

お次は画像がございませんが皆様御存知かと。

  • ラウンドファスナー
    長財布に限らず、小銭入れでもガバーッと開くラウンドファスナーは人気です。
    前から不思議に思っていたのですが、これはコの字ファスナーであって、ラウンドじゃない……。我らが小銭入れをLファスナーと呼ぶと決まってから、ますますその疑惑が頭を離れない!しかし本当にラウンド、一周ぐるっとまわるファスナーだったらお財布がバラバラになってしまう!大変です。

ここでラウンドファスナーを作っている人から一言。
「見えているファスナーはコの字やけど、革で隠れてるところもかなりファスナー走ってるんやで」
なるほど。そうすると「ほぼ」ラウンドファスナーなのですね。

にしても、三方ファスナーという言い方、間違いなしって感じで好きです。

  • 馬蹄型

ガバッ。それどころか、パタンと180°開きます。これも根強い人気。外観がすっきりしていて開閉の動作もシンプル、小銭もとりわけ見やすいので人気なのでしょう。それにしてもこのカタチ、すごく男性的な印象をもつのは私だけでしょうか。

  • 直線ファスナー

呼び方がわからないのでこう書いてしまいます。L と U があるので I と言いたいが、タテにファスナーを見るのも変だし。

どなたかご存知でしたら名前を教えて下さい。
これは基本的にくにゃっとしていて、気軽なタイプです。

そう言えば、同じつくりで丸形もあるから、直線っていう呼び方はやはり今ひとつですね。

まだまだある、小銭入れのカタチ

  • スナップボタン留型ミニ財布としても)

これまた名前がわかりませんが、気軽で使いやすいので私も一つ愛用しています。カードが入り、お札も折れば入れられるのでミニ財布としても使えます。

ガバ。
ただし、写真のもの(革製品コレクターの同僚氏に借りました)は、かなりマチをひろくとっており、特に開くタイプだと思います。

  • 焼売(折り紙?)型

焼売型、と検索したら「花型」とありました。失礼しました。そりゃそうだ。
なかなか検索にヒットしないな、と思ったら、単に私の知っている人が持っていたと言うだけで、そんなに一般的ではないみたいです。革に折ジワを付けて折り紙のように畳んで形になっているようです。手のひらに載せて、握るように力を入れると口が開く仕組みです。

ガバ。
本当は、手のひらに載せて軽く握って開いているところを描きたかったのですが、画力不足でこんな絵しか描けません……。

名前の付いていないカタチや亜流のものを数えていくと種類は無限! でも、こうやって見ていっても発売したばかりのコインポーチはちょっと面白いな、と思ってしまうのでした。
というわけで最後にコインポーチの画像を

ガバ。

鞄工房山本 二見

筆者プロフィール

名前:二見

大阪府出身 京都大学卒業 ヨーロッパで靴の仕事を12年間経験したのち帰国
バッグメーカーなどを経て2018年8月より現職
好きな文筆家は森鴎外、Albert Camus
好きなミュージシャンは Jimi Hendrix、Cream